超少子高齢化が進み続けている今、歯止めが効かない今の社会構造を思うととても心配です。印西市に住む子供たちや働く世代の私たちも、やがては年をとり高齢者となっていくのですから、もっとこの社会課題に真剣に向き合っていく必要があります。安心して子育てができる環境を整備し、子どもたちに質の高い平等な教育環境を確保し、すべての世代が希望に満ちた人生を歩み、そしていつまでも自分らしい生き方を全うできる印西市であるようにと願っています。

そんなまち、「印西市」実現のために、たくさんの市民のみなさまの声や思いをお聞きし、時代の流れに即した戦略的な施策をとり、無駄なものは抜本的に整理し、デジタル化による利便性の向上や効率化を加速度的にすすめ、誰一人として取り残されない持続可能な社会の実現に向けて、全力で活動を行ってまいります。

未来をつくる子どもたちへの投資、子どもを育てるための支援の拡充

未来をつくる子どもたちへの投資を最優先し、子どもを「安心・安全」に育てることのできる環境を整えます。

子どもと向き合う加藤りょうじ

印西市は、令和4年9月に印西市立小中学校に通う第3子以降の学校給食費の無償化を実施しました。一方で、全国では、小中学校の給食を実施する約1600市区町村の3割が2022年度までに給食費を無償化としている、という調査結果があります。給食費の全生徒に対する無償化は、子育て世代の「一日も早く無償化に」との切実な願いから、印西市が最優先して取り組むべき課題と考えます。一日も早い実現のため、活動を行っていきます。

また、子どもの医療費自己負担については、千葉県内で既に10の自治体が高校3年生まで入院・通院ともに0円とし、無料化しています。私も子どもを育てる親として、子どもが体調を崩したりケガをした時に費用を心配することなく病院で診察を受けられることは必要不可欠、ということを実感してきました。印西市も、子どもの医療費助成を高校3年生まで入院・通院ともに窓口負担もなく0円とし、完全に無料化となるよう制度を変えていく必要があると考えます。

【印西市では高校3年生まで病気になってもケガをしても医療費無料!市立学校給食費も完全無料!】これを目標に掲げ、子どもたちのため、子育て世代を応援していきます。

医療・介護・福祉サービスの充実

市民と向き合う加藤りょうじ

千葉県の高齢化のスピードは全国で2番目です。それに対応する介護サービスの体制づくりと、在宅医療支援体制の整備は喫緊の課題です。また、人口に対する医師や看護師の数は全国でもワーストクラスとなっています。県や国との連携をしっかりととり、安心して医療が受けられる体制づくりを急がなければなりません。私も介護を要する親を持つ世代の一人として、介護の現場に接する度に、その業務の過酷さと人手不足を目の当たりにしています。この現状を本気で改善していかないと、高齢化がさらに進む社会に対応しきれなくなってしまうと懸念しています。印西市も積極的に医療・介護・福祉サービスにおける従事スタッフの人材確保や育成に取り組んでいくことが必要です。

障がいを持つ人や弱い立場にある人たちも安心して、皆が一緒になって文化的にその人らしく暮らせる印西市

有り余る土地を有し高齢者施設の誘致も活発に対応していける印西市。また、児童相談所の建設予定地も確定し、印西市の持つキャパシティには頼もしいものを感じます。懸念することは、ただ箱を作れば良いということではなく、きちんと将来を見据えた運営がなされるか、ということです。児相は県の管轄だから、と知らんふりをするのではなく、市も深く関わって子どもたちのケアに注力し、質の高い教育生活環境を維持すべきです。また、多様化を認めあう社会といっている日本政府が、障がいを持つ人と障がいを持たない人が学ぶ学校を分けていることに矛盾を感じます。障がいを持つ人と障がいを持たない人が共に学ぶ「インクルーシブ教育」は、欧米などでは浸透していますが、日本では十分に進んでいません。普通学級を希望する子どもの意思が尊重され、クラスのみんなが認め合い助け合うことをお互いから学んでほしい、そんな教育環境を印西市で実現したいと切に願っています。

さらに、身体障がい者、精神障がい者、知的障がい者、医療的ケア児といった社会的に弱い立場にある人が不安を抱くことなく、住み慣れた地域で安心して暮らしていくことのできる環境を整える必要があります。行政のキメ細かい配慮や取り組みがあってこそ、皆が手を取り合ってその人らしく暮らせる社会の実現に繋がるのだと考えています。

市内交通網の充実化

自家用車を利用されない方々にとって、病院への診察や買い物に出かける際などバスは欠かすことの出来ない重要な交通手段ですが、バス利用者の方々からは不満の声が多くあがっています。その理由は、市内を走るバスのルート、運行時刻、運行本数、高い運賃などによるものです。これを改善する方法として、必要に応じてサービスを提供するオンデマンド方式のミニバン乗合タクシーをたくさん走らせるほうが理にかなっていると考えます。全国には今この課題を克服しようと努力している自治体が多数あり、例えば「mobi(モビ)」に代表されるようなサービスを民間企業と協力しながら実現している自治体の例は大変参考になります。また、茨城県境町では市民が無料で自動運転バスを利用出来るようになりつつあります。このようなサービスを、印西市において、特にバスの利便性に困っている地域から優先的に導入していくことが出来ないかと注視しています。

また、北総線の更なる運賃値下げJR成田線の運行本数の課題を克服するために、新たな施策や斬新な発想をもって取り組んでまいります。

道路整備と交通安全対策

「本当に必要な対策を今すぐ実行する」

国道(464号線、356号線)や県道の延伸工事等の開発も大事ですが、先ずは日常使用している道路の整備、清掃・除草をきちんと実行すべきです。464号線の道路脇はゴミだらけです。国道や県道は市の管轄ではないと無視されては困ります。印西市民にとって生活に欠かせない毎日使う道路なのですから、印西市からも国や県に強く働きかけをしていく必要があります。さらに、旧道が多い地域の道路は狭く、草が生い茂ると見通しも悪くなり危険な状況です。印西市の道路整備の現状は、まだまだ他にも改善するべき課題が山積みです。また、街灯が少なすぎて夜道が暗い、と感じている人は私だけではないと思います。交通安全、防犯、防災上の観点から、LED街灯や防犯カメラの設置箇所増強事業を提案していく所存です。市民の大切な生活の場なのですから、今すぐにでも実行していく必要があります。

地域ごとの防災力向上による真に防災力の強いまちづくり

防災マップイメージ

地盤が強く災害のリスクが低いと世界的にも評価の高い印西市。しかし、地震や台風、竜巻、火災、爆発等々、天災や大事故などは誰にも予測はできません。2019年の台風19号の通過後、利根川近隣地域は冠水・河川氾濫の一歩手前でした。特に大災害のような緊急時においては、消防や救急隊の人員に限りがあるため、地域ごとの結束や団結力で皆で助け合うことが、一人ひとりの命を救うためには大変重要となります。行政と地域が情報共有しながら連携をとり、緊急事態に対応できる危機管理体制を確立していく必要があります。

IT活用による市民・行政間とのコミュニケーションの活性化

電子自治体の実現

地域を元気にする便利な行政サービスを提供するとともに、効率的で災害時にも役に立つ電子自治体の実現に向けて取り組みます。電子自治体の基盤を「自治体クラウド」上にて効率的に構築し情報集約と共同利用を進めることで、申請受理業務などに代表される事務手続きや問合せなどに対応する経費の削減や住民サービスの向上を図ります。また、市民へのお知らせをもっと早く正確に分かりやすく情報発信されるよう体制を整えます。

議会改革

議会改革・行財政改革の実行

適材適所へ予算が配分されているか、合理的かつ経済的に税金が使われているか、をしっかりとチェックし、結果を市民へ報告する仕組みづくりが必要です。(無駄な税金の使い方を許しません!)
また、「何をしようとしているのか分からない」という声は多く、これを改善する方策として、【議会実行計画】を策定し公開することにより、もっと市民の意見を反映した議会論議がなされ、結果を出せるよう活発な活動が行われる議会を構築します。さらに、「議員各々が本当に市民の声を聞こうとしているのか、どう考えてくれているのか分からない。」といった声も多く、議会に対する不信感や無関心さを助長しています。
先ずは、 市民からの意見である「陳情」受理方法の見直しと、議員各々が「陳情」をどのように汲み取り採択判断をしたかが分かる仕組みづくりが必要と考えます。市民みなさまからの信頼と関心を得られるよう、議会改革に取り組んでまいります。